日経平均は前場で1639円超安となり終値は6万3019円78銭、下げ幅は一時1900円を超えた。米AI投資の収益性警戒と米ハイテク決算の影響で半導体株を中心に売りが広がった。
30日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、前場の終値は前日比1639円69銭安の6万3019円78銭だった。取引時間中には下げ幅が一時1900円を超え、節目の6万3000円を割り込む場面もあった。
下落の背景には、米大手テクノロジー企業の決算でAI投資に伴うフリーキャッシュフローの悪化が相次いで明らかになったことがある。アルファベットの決算でFCFがマイナス転落し、AI投資の収益性への警戒感が再燃。
個別銘柄では半導体検査装置のアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループがそろって大幅に下落し、インテルを主要顧客とするイビデンはストップ安水準まで売られた。値がさハイテク株の下落に連動して銀行株にも売りが広がった。
前場の東証プライム市場の売買代金は約2兆3406億円、売買高は約6億4444万株と商いが膨らんだ。海外市場ではアジア全体のリスク回避姿勢が強まっており、AI関連銘柄による相場の焦点は当面も続く見通しだ。