日経平均株価が7万円を突破した日を受け、短期的な上値余地を3つのポイントで整理する。AI・半導体関連の業績修正、ボトムアップ目標株価、投信のポートフォリオ動向が焦点となる。
日経平均株価は2026年6月18日の終値で7万円の大台を超えた。野村證券市場戦略リサーチ部長の池田雄之輔が、現在の水準がどの程度の到達度か、今後の余地はあるのかを3つの観点で解説する。
ポイント①では、AI・半導体関連銘柄の2026年度の業績予想の上方修正が大きく、経常利益の総額は年初時点の5.9兆円から12.8兆円へ上方修正され、地に足の着いた上昇とみられる。
ポイント②は、日経平均株価のボトムアップ目標株価が73,089円と見込まれていることを指摘。これまでの上振れ余地を判断する目安として機能しており、上昇余地はまだあるとされる。
ポイント③は、日本株投信のベータ値が中央値1.09で、攻めと守りのバランスを意識した物色動向へ移行する可能性があると示す。ベータ1.10前後を転換点として、攻め一辺倒からの転換が見込まれる。