社会実装本番を見据え、次世代バッテリー関連で注目銘柄6社を特集。パナソニック エナジーの高温対応全固体電池開発など、現実的な用途・量産フェーズの動きが取り上げられている。
次世代バッテリーをテーマに、産業機器や自動車以外の現場での社会実装が進むとの見方から、6銘柄が選定された。全固体電池を中心に、用途の広がりと量産化の動きが注目点として挙げられている。
パナソニック エナジーは最大150度の高温環境で使用可能な全固体電池を開発し、9月の展示会で公表。コイン形・角形の両形状を用意し、10~12月にサンプル出荷、1~2年程度で量産化を目指しているという。EV以外の用途として工場設備や産業機器、医療分野での適用が想定されている。
世界の動きとして台湾のプロロジウム テクノロジーが高エネルギー密度全固体電池を量産段階へ移行したこと、中国系企業のBYDが27年以降の実用化を示唆している点が挙げられる。日本企業の連携・協業が全固体電池の実用化を後押しするとの見方が示されている。
電池材料・製造装置分野ではマクセル、TDK、村田製作所、奈良の固体電解質関連企業などが、超小型〜中型デバイス向けの量産化や材料開発を進めている。固体電解質やセラミックセパレーターの技術開発が、量産フェーズへ移行する際の鍵になるとの指摘が中心にある。