シークスは2024-2026年の中期経営計画の目標を掲げたが、EV市場の失速や主要市場の影響で予想が下方修正され、戦略コンセプトを加えた取り組みを進めている。新市場開拓や多様化を軸に、製造DXや高度 EMSの強化を進める方針だ。
シークスは2024年12月期に中期経営計画を策定し、2026年12月期に売上高3700億円、営業利益155億円、ROE10%以上を維持する目標を設定した。新規ビジネスの創出と最高品質の提供、脱炭素社会への貢献、経営管理・財務、人的資本経営の4つを成長チャレンジとして掲げた。
戦略コンセプトを新社長が追加し、2026年12月期を変革の年と位置づけたうえで、5つの戦略軸を設定した。基盤事業の成長と高付加価値化、購買・調達改革によるサプライチェーン最適化、新市場開拓と新規ポートフォリオ、多角化とBPR戦略、製造DXの推進を共通項として進める。高度EMSの強化やデータドリブン管理の導入も含まれる。
ただし、最終年度の業績予想は中計の数値目標に対して未達の見込みとなり、欧州・中国での稼働率低下やEV市場の減速が影響した。2024年12月期から2025年12月期にかけハンガリー工場の閉鎖に伴う損失計上や減損が発生した。これを受けて方向性を見直し、戦略目標の順調進捗を目指す方針を打ち出した。