シークスは2026年12月期の中間期決算で売上高と営業利益が増加し、通期予想を上方修正した。ハンガリー工場の閉鎖や在庫・有利子負債の削減などで利益体質を改善、次期中期計画へ向け戦略コンセプトを提示した。
シークスはEMSを軸に部材調達から物流、保守までを一気通貫で提供するサービス企業として、世界14カ国に製造・販売拠点を展開している。製品は車載機器や産業機器、家電機器、情報機器など多岐にわたり、地域別と品種別の多様なセグメントで財務管理を行っている。
2026年12月期の中間期は売上高が150,733百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益が5,576百万円(同16.8%増)となり、欧州の収益性改善を目的にハンガリー工場を閉鎖したほか、在庫・固定資産・有利子負債の削減を進めた。これに伴い、通期の売上高は310,000百万円(前期比7.1%増)、営業利益は10,500百万円(同18.6%増)を見込むとした。
同社はワンストップサービスとグローバルネットワークを強みとし、現地調達・現地納品を可能とする調達力と製造技術力を活かし、国内トップシェアと世界的な車載EMSシェアを確保している。テクノロロジーパートナーとの協業により開発・設計段階から顧客を支援する体制も整っている。
EV市場の減速や中国市場の変動を背景に中期計画の数値目標は未達見込みだったが、2025年に戦略コンセプトを打ち出し次期中期経営計画へ向けて軌道修正を図った。長期安定成長と高付加価値化、事業ポートフォリオの多様化を5つの戦略軸として推進している。