地銀の清水銀行が2027年3月期の通期純利益を29億円へ上方修正し、併せて中間・期末配当を引き上げた。これが市場で評価され、27日に株価が急騰した。
清水銀行は26日の取引終了後に発表した資料で、2027年3月期の連結純利益を従来の25億円から29億円へ引き上げた。経常利益も従来予想の38億円から47億円へ上方修正している。
上期の純利益も従来予想の17億円を22億円に引き上げ、前年同期比で約46%の増加となる見通しだ。金利上昇を背景に貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が改善したことが要因とされる。
配当は中間・期末をそれぞれ30円から35円へ引き上げ、年間配当は70円となる。今後の配当性向を目安として約30%程度を想定する方針を示している。
市場では増配と業績上振れが株主還元の強化として評価され、地銀株への買い意欲を後押しした。ただし金利の動向次第で調達コストや債券評価への影響も留意点とされる。