米利上げ観測で円相場が再び弱含み、一時ドルは159円台へと上振れた。日米金利差の動向と財務省の市場牽制が市場関心の中心となっている。
外国為替市場で円を売ってドルを買う動きが一段と加速し、一時1ドル159円台まで円安が進んだ。連休明けの東京市場からこの流れが続き、円相場は約3週間ぶりの安値水準を記録した。
背景には米国のFRBが追加利上げを進めるとの観測が広がり、米長期金利が一時5.1%台まで上昇したことが挙げられる。これにより日米の金利差が縮まりにくいとの見方が強まり、ドルの高金利志向が優勢となった。
一方、日本銀行は9月18日の金融政策決定会合で政策金利を1.25%程度へ引き上げる決定を公表した。通常は利上げが円高要因となるが、政策委員のうち2名が反対するなど内部分かれが意識された。発表直後には円安が一時158円台へ進んだ。
連休前の対応として政府・日銀は18日夜、銀行のディーラーに対して為替取引の水準を照会するレートチェックを実施した。相場は一時156円台へ円高方向へ戻る場面があったが、その効果は限定的で、連休明けには再び円売り圧力が優勢となっている。