NY円相場は小幅に3日続伸し、1ドルは157円60〜70銭で終えた。米株市場でAI関連銘柄が急落した一方、中東情勢の懸念や米利上げの見通しが円とドルの動きを混ぜた。
30日のニューヨーク外国為替市場で円は小幅に3日続伸し、日次の変動は円高方向、ドル安方向へ振れた。終値は1ドル157円60〜70銭。米株ではAI関連銘柄の急落に伴い投資家心理が悪化し、円が低リスク通貨として買われた。中東情勢を巡る懸念で米原油先物が上昇したものの、円売り・ドル買いの動きも観測された。
BOJは金融政策決定会合で金利を据え置くとともに、展望リポートで物価の見通しを示した。植田総裁は「次回会合を含めて毎回の決定会合で判断していく」と述べ、金融環境の変化次第での対応を示唆した。市場では12月の追加利上げ観測が根強く、円相場の支え要因となった。
円は対ユーロで3日ぶりの反発をみせ、1ユーロ=175円95銭〜176円05銭で終えた一方、ユーロは対ドルで3日ぶりに安い水準を付けた。円の高値は156円98銭、安値は157円64銭のレンジを形成。ダウ工業株30種平均は572ドル安、ナスダックは約3%下落した。セントルイス連銀とダラス連銀の総裁発言で米利上げの可能性が意識され、ドル買いが入る場面もあった。