キオクシアホールディングスが直近の中間決算でEPSが予想を30%下回り、株主の期待が後退。売上は予想通りも、来年度の利益見通しが大幅に引き下げられ、市場心理が悪化した。
直近の決算発表を受け、キオクシア・ホールディングスの当期純利益は予想を30%下回る838円となり、売上高は4.2兆円に達したがアナリストの期待には及ばなかった。株価は発表後1週間で9.6%下落しており、株主の見方には不安が広がっている。
16人のアナリストによる2027年のコンセンサス予想では、売上高は9.97兆円、EPSは3350円と見込まれているものの、直前の予想は売上高10兆円、EPS4860円だった。EPSの引下げは市場見通しをやや悲観的にした。
コンセンサス目標株価は34,648円へ6.2%低下する見通しとなった。目標株価の幅は52,000円から16,333円と大きく、予想の差が大きいことが示唆される。成長見通しは高水準だが、来年度の利益見通しの下方修正が投資家心理へ影響を及ぼしている。
市場と同業他社と比較すると、同社の売上成長は2027年末までの年成長率が極めて高く、196%と予想されている一方、業界全体は約18%の成長と見込まれている。長期的な成長軌道は依然として業界平均を上回る見通しだが、EPSの下方修正が評価を揺らしている。