ラクスと富士ソフトが2026年9月29日、エンタープライズ向け経費精算クラウド「楽楽精算」の導入と運用保守で協業を開始した。大規模案件に対応できる体制を整え、既存システムとの連携強化を目指す。
今回の協業は、ラクスのクラウドサービス知見と富士ソフトのSIerとしての構築実績を組み合わせ、大規模企業のバックオフィスDXを加速させる狙いで発表された。ラクスは「楽楽精算」のライセンス提供と導入サポートを担当し、2025年9月時点で20,000社以上の導入実績を持つ。富士ソフトはPMを含む導入プロジェクト推進と運用保守を担い、複数基幹システムとの連携や大規模組織改編に伴う設定変更などを一貫して支援する。これによりエンタープライズ領域での大規模案件対応力を高める。
背景では、DX推進に伴い従業員規模が大きい企業での保守負担増や適格請求書等保存方式・電子帳簿保存法対応の重要性が指摘されており、ラクスは2026年1月に ARRが500億円を突破、4月にはクラウド専業体制へ移行するなど基盤を強化している。富士ソフトも2026年4月に新体制「Gen.2」を開始し、従来の受託開発を超えたオファリング型ビジネスの展開を進めている。
今後は大規模企業のバックオフィス業務のDX推進に寄与するとされ、リプレイス需要の拡大を見据えつつ、AI技術を活用した業務自動化の推進や導入支援を強化していく方針である。