米ドル円が155円を割り込む節目を前後して市場には円高局面の動向が続くとの見方が広がっている。その中、円高は「だまし」となる局面が多いとの過去事例を整理し、円高耐久力株への投資関心が高まっている状況を伝える。
米ドル円相場が1980年以降、短期間で3%以上円高が進んだ局面は61回あり、その後3%以上の円安へ戻る「だまし」が35回と約6割を占めた。だまし局面では株価指数が早期に反発する傾向があるとの指摘だ。
円高局面の日本株の動向として、円高が定着する場合はTOPIXが3〜4ヵ月程度、一進一退で推移した後に上放れるケースが多く、外需・シクリカル株は短期的に弱含みするが市場平均を上回る場面もみられる。
TOPIX500のドル円前提レートと実勢の差、及びリビジョンの動向が説明される。実勢レートが前提レートより円高になる局面では、業績見通しの下方修正が進みやすいが、リビジョンの底打ちは株価の先行反発を伴うケースが多い。
円高メリット株と円高耐久力株のスクリーニングが示され、円高進行時には円高メリット株への関心が高まりつつも、徐々に円高耐久力株へ関心が移るとの見方が整理されている。表では銘柄コード・企業名・ドル円前提・影響数値・予想経常増益率などが列記され、対象は時価総額3500億円以上のTOPIX構成企業を基準にしている。