チームスピリットは資本政策として減資を公表し、その直後に創業者へ約6億円分の自社株買いを実施することを明らかにした。減資と自社株買いの時系列と金額が話題となっている。
上場企業であるチームスピリットは、利益剰余金が長年マイナスである状態を踏まえ、資本政策の柔軟性と機動性を確保する目的で資本金と資本準備金を減少させると発表した。説明によれば減資自体は純資産や株主持分に直接影響を与えないとされたが、少数株主の理解を巡る疑問も生じていた。
その後、1月14日に6億円規模の分配可能額を確保したことを開示。これを受け、1月21日に創業者から自己株を約6億円分買い取ることを決定した。買い取り価格は1株482円、創業者が取得した当初の株価は1株あたり約16円だったとされる。
株主の視点では、分配可能額の全額を創業者へ還元する形の自己株買いのタイミングと金額が不自然だとの指摘が多く、減資の趣旨や議決時の議論の有無、取締役会の検討内容など説明責任を問う声が掲示板に多く見られた。結果として自社株買い後は現金が減少し借入金が増え、1株当たり純資産が減少したとの見方も出ている。
この一連の動きは、創業者の株式保有と資本政策の関係性、少数株主の利益保護の観点からの議論が続くテーマとなっており、今後の財務状況や配当方針、ロックアップ解除時期などの動向が注目されている。