日本財務省が発表した7月の貿易統計速報で、輸入額が月間で過去最高を更新し、貿易赤字は6,345億円に拡大。輸出は過去最高を更新した一方、対米黒字は大幅に縮小した。
7月の貿易統計速報によると、輸入額が月間で過去最高を記録し、貿易赤字は6,345億円となった。前年同月比で赤字は3倍超に拡大し、3カ月連続の赤字が続いた。輸出額も同月として過去最高を更新したが、エネルギーと電子部品の輸入コストの上昇が全体の収支悪化を押し下げた。
輸出は半導体等電子部品の急増や自動車輸出の伸びに支えられ、前年同月比23.2%増の11兆5,118億円だった。輸入は原油や電子部品の急騰で同27.8%増の12兆1,463億円となり、6カ月連続の増加・単月過去最高を更新した。地域別では対米輸出が過去最高、対米輸入は過去最高を更新した。
米国からの原油輸入は1,489.2%と急騰し、液化天然ガスの輸入も54.5%増。対米貿易黒字は2,804億円へ大幅に縮小し、前年同月比で約50.7%減となった。対中・対EU・対アジアの動きも併せて報じられている。
エネルギーコストとサプライチェーンの圧力が輸入額を押し上げ、輸出の底堅さが経済の下支えとして市場の注目を集めている。今後はエネルギー価格動向と円相場が日本の貿易収支に影響を与えるとの見方が伝えられている。