網屋は顧客自身が運用できるマジョリティモデルを武器に、売上・利益が中間期に過去最高を更新した。データセキュリティとSASE関連の成長が背景となっている。
網屋は競合のSplunkと比較して、機能の多さよりも汎用性と使いやすさを重視したマジョリティモデルを強みとしている。顧客自身が運用できる点が同社の優位性とされ、営業担当と代理店の共同説明や導入後のサポートを通じて顧客ニーズを製品へ反映する仕組みを整えている。
2026年12月期の中間期決算では売上高が33百万円増、営業利益は31.3%増となり、いずれも中間期で過去最高を更新した。ARRは44億円台まで拡大し、データセキュリティとネットワークセキュリティの双方で成長をけん引している。
データセキュリティの主力製品「ALog」とSASEサービス「Verona」の継続的な契約積み上げが利益成長を支え、サブスクリプション比率の上昇が全社収益性を高めている。2026年期を投資の年と位置づけ、広告宣伝・人材・研究開発を強化している。
アンペールの子会社化(2026年5月)により調達力を強化。現時点で業績寄与は限定的だが、将来的な自社設計・自製化の拡大やWi-Fi関連機器への展開を視野に入れ、段階的な効果が見込まれている。