花王との共同研究で舌苔の量と質が歯垢のつきやすさに影響する可能性が示され、歯垢の構成成分や菌の特定を進めた。研究は多機器と次世代シーケンサーを用いて1,000超の成分・菌種を特定した。
花王と島津製作所は共同研究を通じ、歯垢がつきやすい人は舌苔が多く、舌苔中の栄養源となる成分が歯垢形成に関与する可能性があることを明らかにした。試験は健常者を対象に歯垢を除去した後、2日間蓄積させる設計で実施された。
研究ではLCMS-8060RX、GCMS-TQ8040 NX、EDX-7200などを用い、代謝物・臭気成分・元素を分析し、次世代シーケンサーによる菌叢解析も組み合わせて総計1,000を超える成分・菌種を同定した。
これらの成果は第69回秋季日本歯周病学会学術大会で発表され、詳細は花王のプレスリリースにも言及された。
今回の発表は舌苔の量と質が歯垢のつきやすさへ影響を及ぼす可能性を示唆するものであり、今後の歯垢コントロール研究の新たな視点となる可能性がある。