高市首相が「私はリフレ論者ではない」と発言したニュースと、日銀の利上げペースを巡る政府の姿勢が注目されている。声明文の読み解きと植田総裁の記者会見から、10月の利上げ見通しや政策の局面変化が論じられている。
高市首相が「私はリフレ論者ではない」と発言したことや、城内経済財政相が「リフレ政策は終わっている」と語った趣旨が、日銀の利上げペースに対する政府の見方を弱めているとの見方に繋がっている。これにより、日銀の10月の利上げ実施有無への市場関心が高まっている。本文は、声明文と植田総裁の記者会見の解釈を通じて状況を整理している。
日銀は9月の金融政策決定会合で3カ月ぶりの利上げを決定し、3カ月後に再度利上げの可能性が高いとの明確なメッセージを残した。物価リスクの文言が再掲され、物価上昇が2%の目標を超える場合の影響を警戒する姿勢が示された。これにより、利上げペースは3か月に1回程度維持されるとの見方が改めて示唆された。
植田総裁の記者会見では、政策の局面が変化したことや大幅利上げ・連続利上げの条件について言及があった。下振れリスクよりも物価の上振れリスクを重視する姿勢へと軸が移動し、現時点で0.5%の大幅利上げや連続利上げの前提は成立しないとの認識が示された。これらの説明から、今後は3カ月ごとに0.25%程度の利上げが想定されるとの解釈が読み取れる。