小森コーポレーションはFY2026年第1四半期決算説明会で、受注高が前年比23%増の332億円となった。売上高は231億円、経常利益は9億円と増益。最大の焦点は半導体分野へ本格参入する260億円の丸山チラー買収である。
小森コーポレーションはFY2026年4-6月期の決算説明会で、受注高が前年同期比23%増の332億円となり、売上高は231億円、経常利益は9億円と増益を確保した。受注増の主因は中華圏のオフセット印刷機需要の回復と南アジアでの大型の証券印刷機受注だ。
今期最大の焦点は丸山チラーの買収だ。買収金額は260億円で、対象は半導体製造装置向けチラーメーカーの丸山チラー、売上高は113億円、EBITDAは25億円の規模を持つ企業を取り込む。買収後の自己資本比率は61%まで低下する見通しだが、格付けは維持される見込み。
世界市場での同社の印刷機シェアはオフセット枚葉機で約20%、アジア・インド地域では約50-60%と高い。証券印刷機は世界シェアの半分近くをドイツのKBAと競い、国内では市場をほぼ独占している。デジタル化が進む中、紙パッケージ市場の拡大が成長源として位置づくことが示された。
今期の配当は1株100円と大幅増配となり、総還元性向を50%に設定。自社株買いは24億円を公表し、安定株主の構築を目指す。通期予想では売上高は前期比4.5%増の1,240億円を想定する一方、経常利益は14.2%減の92億円を見込む。