代表取締役社長の山口氏へのIRインタビューで、日光・エンジニアリングがEMS基板実装を核とする事業概要と、ROIC重視の成長戦略、日中タイ・ベトナムを軸とした地域戦略を明かした。
大日光・エンジニアリングはEMS事業として基板実装を主軸に、前工程の設計支援や完成品組立までを含む一貫したサービス提供を強調している。自動車、医療機器、産業機器向けの高付加価値案件の獲得を目指し、アナログ回路の開発設計力と製造技術力を強みとしていると説明している。
創業は1979年で、1980年代後半からはキヤノングループ向けの受注が中心だったが、2007年にJASDAQ市場へ上場。取引先の多角化を進め、2010年代には自動車関連の受注が増え、特定顧客依存を避けるポートフォリオへ転換したとされる。
海外展開は2013年の資本提携を機にタイに進出。中国・タイ・ベトナムなどを拠点にASEANを中心とした受注拡大を図り、協業先とのパートナーシップを重視するビジネスモデルへと変化させている。
成長戦略の柱としてROICを重視する方針を掲げ、上流工程から完成品までの付加価値の高い工程の比率を高めること、在庫回転率の改善と資本活用の促進を進め、2030年を見据えた長期計画を提示。地域戦略では中国依存を完全には解消せず、日系顧客を中心にタイ・ベトナム・日本の比率を均衡させる方針を示している。