米中首脳会談は猶予に留まるとの評価が相次ぎ、10月の株式市場の鍵は企業業績とキャッシュフローの実力判断に移るとの見方が広がった。Hana SecuritiesとSamsung Securitiesは、AI関連の覇権競争は続くと指摘している。
米中首脳会談は貿易休戦を2027年1月10日まで2カ月延長することで合意したとされる一方、先端技術をめぐる紛争は後続交渉に委ねられ、株式市場の動向は企業業績の実力判断に移ると分析されている。Hana Securitiesのキム・ドゥオン研究員は、10月の市場関心は外交的期待から業績へ移ると述べ、AIメモリー関連の企業が注目対象になり得ると助言した。
米国と中国は合意にもかかわらずAI技術の覇権競争が激化する見通しを示し、半導体供給のボトルネックが今後も続くと予想されている。Samsung Securitiesの研究員は、AI関連のリスクと利益を議論するための協議体設置や連絡チャンネルの構築を挙げ、AI開発競争は中長期的に続くとの見方を示した。
Micronの決算発表を目前に控え、10月初めの市場の核心イベントとして注目が集まる。HBMとDRAMの需要動向、次四半期の利益・キャッシュフローの持続性を確認することが重要だとされ、決算後の半導体株の動き次第で戦略の再検討が示唆された。
中東情勢と高金利の影響も依然として指数上昇の障害要因と指摘された。FRBの金利見通しと物価動向次第で長期金利が急騰する可能性があり、10月も慎重な市場対応が求められるとの見解が出ている。