米ドルはFRB議長のジャクソンホール演説を前に慎重な取引を続け、1週間ぶりの高値圏でレンジ推移。日本円は日銀の利上げ観測を待ち、円相場は159.50円前後で動いた。
8月28日午前、米ドルはジャクソンホールで開かれる世界の主要中央銀行総裁会議を前に慎重な取引が続き、1週間ぶりの高値圏で狭いレンジにとどまった。市場参加者はケビン・ウォーシュFRB議長の演説から金融政策の手掛かりを得ようとした。
USD指数は主要6通貨に対するドルの強さを示す指標として99.18付近で推移し、昨日記録した1週間ぶり高値の99.24に接近した。今週のドル指数は0.3%上昇する見通しだが、財務長官の長期債購入増額発表を受けてドル安の懸念材料も生じている。
日銀は9月の利上げを示唆しており、円相場は1米ドル=159.50円付近で動いている。BOJの氷野良三副総裁は円安とインフレの関連を指摘しつつ、適切な時期の利上げを継続すべきだと述べた。
来週の市場動向はFRBの指針次第で左右されるとみられ、9月の利上げ確率はCMEのFedWatchで35%、12月は75%と見込まれているとの見方がある。加えて、日銀の9月会合を含む政策評価次第で円の動きが再度強まる可能性がある。