今週、FRB議長の初演説が注目されており、インフレ抑制へどう対応するかが市場の関心事となる。演説は8月28日、ジャクソンホールで開かれる経済政策会議で行われる予定だ。
今週の経済動向は、米FRBの新議長ケビン・ウォーシュ氏の初の主要演説をめぐる注目で始まる。市場は長引くインフレにどう対応するのか、金利ガイダンスをどう示すのかを見極めたいと考えている。
7月の政策会合後、ウォーシュ氏は見通しの説明を控え、金利に関するガイダンスも明確でなかったため、米国債利回りは高水準を維持している。これを受けてFRBの今後の金融政策方針が改めて焦点となる見込みだ。
ブルームバーグ・エコノミクスの分析では、ウォーシュ氏には2つの選択肢があるとされる。1つはインフレ抑制を市場に安心させる方針を示すこと、もう1つは金利の方向性を事前に示さず柔軟性を維持することだとされる。
米国の今週の経済指標としては、PCE価格指数の発表が予定され、インフレの伸びが2%を上回るものの鈍化の兆しが見られる可能性がある。
アジア太平洋地域では中国、日本、インドなどが金利決定・インフレデータの発表を控え、週内はデータと政策判断が相次ぐ見通しだ。
総じて、FRBの金融引き締め継続による世界経済の減速懸念や、インフレ政策の動向が今週の主要テーマとなる。