ACSLは2026年4–6月期第2四半期決算説明会を実施し、売上高は前年同期比68%増の16.4億円、限界利益率は45%へ急改善。北米事業の牽引で売上総利益率33.2%、SBIR除く営業損益は-1.5億円と赤字幅を大幅に縮小した。通期見通しは売上高40億円を据え置く一方、売上総利益は11億円へ2.5億円上方修正、経常損益は-16.6億円へ下振れ見込みとなっている。
第2四半期の実績として、売上高は16.4億円、売上総利益は5.4億円、限界利益を含むコスト項目を除いた営業損益はSBIR除くで-1.5億円となり、前年同期より赤字幅が縮小した。限界利益率は45%、売上総利益率は33.2%まで改善している。北米事業が成長を牽引し、製品ミックスの改善と低採算案件の撤退により採算性が向上した。
北米事業のセルスルーは前年同期比11.6倍、通期累計で7.7倍と急拡大。北米で代理店経由の販売が加速し、現地機体の需要が実需として拡大している。防衛分野は陸自向けの納入実績が継続し、今期の新規展開として航空自衛隊・海上自衛隊・防衛装備庁への横展開を検討している。次世代機体開発には複数年で約27億円を投じ、AI搭載の自律制御機体を含む2機種の開発を進める。
通期の見通しは第2四半期時点の進捗率が41%で、受注残13.1億円と合わせて29.6億円の累計。売上高は40億円を据え置く一方、通期の売上総利益を11億円へ2.5億円上方修正。経常損益は-16.6億円、純損益は-6.0億円となり、純損益は有価証券売却益の寄与で従来予想から1.0億円上方修正となる見通し。現金は28.8億円に増加、静岡銀行と十億円規模のコミットメントラインを確保して資金面を安定化させた。