アシックスは2026年12月期の決算説明会で中間期の売上高が初めて5000億円を突破し、営業利益率が22.5%へ急改善した。通期予想を大幅に上方修正し、年間配当を44円へ増配する見通しを示した。
2026年12月期の第2四半期(中間期)決算で、売上高は5,344億円となり前年同期比32.7%増、為替影響を除く実力成長率は22.0%となり、利益面でも営業利益1,204億円、純利益821億円と過去最高を更新した。スポーツスタイルが大幅に伸び、オニツカタイガーも成長を続け、全カテゴリー・全地域で増収増益を達成した。
カテゴリー別ではスポーツスタイルが83.0%増と突出しており、オニツカタイガーは35.9%増、ウォーキングは利益率が改善して17.4%となるなど、商品構成の改善と市場浸透が収益拡大を支えた。欧州と北米の成長が特に顕著で、北米の営業利益率は6.2pt改善して20.1%に達した。
通期予想は売上高1兆500億円、営業利益1,950億円、純利益1,200億円へ大幅上方修正され、年間配当は44円になる見通し。財務健全性も改善し、棚卸資産の減少や自己資本比率の上昇、キャッシュフローの過去最高水準などが示された。
米国関税の影響は限定的とされ、還付金2,800万ドルを計上済み。オニツカタイガーの分社化は2027年1月に実施予定で、デジタル基盤の強化や中期計画の発表も予定通り進む見込みだった。