アインホールディングスは香港のオアシス・マネジメントによる株式買い集めを抑制するため、臨時株主総会の承認を前提に新株予約権の無償割り当てによる対抗策を導入すると発表した。
大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントのアインHD株の議決権ベース保有比率は8月19日時点で22.24%に達し、4月の16.68%から急速に買い増した。アインHDはオアシスが22.24%超の買い増しを狙う場合に理由の説明を求め、株主に対抗策の有効性を諮る臨時株主総会の開催を検討する。
オアシスは買い増しの動機を「純投資」と説明しているが、アインHDは株式取得の目的が開示不足だと指摘。今後も買い集めが続く可能性があり、中長期的な企業価値や株主利益への影響が懸念される。
対抗策の要は新株予約権の無償割り当てによる希釈化で、過半数の賛成とオアシスの買い増し撤回が前提。理由説明がない場合は株主総会を経ずに発動できる仕組みを整える。
対抗策の有効期間は2027年7月末までの定時株主総会後、最初に開催される取締役会の終結時までと定められた。アインHDは株主へ情報提供を求め、提案内容を取締役会で評価して交渉を進め、株主判断に必要な時間を確保すると説明している。