オアシス・マネジメントがクスリのアオキHD株を保有比率15.10%へ買い増し、変更報告書を提出した。今後12カ月の間に代表取締役の解職や役員選任、配当方針の見直しを含む株主提案を行う予定とされている。
香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントがクスリのアオキホールディングス株を買い増し、保有比率を従来の14.05%から15.10%に引き上げたことが関財局へ提出された変更報告書で明らかになった。報告義務発生日は17日で、公開された情報上の新たな保有比率は15.10%となっている。
オアシスは保有目的を「コーポレートガバナンス上の重大な瑕疵の是正を通じて中長期的な企業価値を向上させること」と説明しており、今後12カ月の間に代表取締役の解職、特定の者の役員への選任、配当に関する方針の見直しなどを含む株主提案を行う予定としている。
クスリのアオキHDは19日に定時株主総会を開き、会社提案の議案を可決した一方、オアシスは社長の再任に対して他株主に反対票を投じるよう呼びかけていた。防衛策の導入は今年の臨時株主総会で承認済みで、対立構図が鮮明化している。
今回の買増は防衛策発動水準には達していないものの、オアシスが株主としての影響力を拡大していることを示す。今後の提案内容次第で経営陣と株主間の関係性が変化する可能性がある。