GMOグローバルサインが提供するID管理サービス「GMOトラスト・ログイン」に設定不備があり、2492社・4万5030人分の顧客情報が約9年間外部から取得可能な状態だった。9月に外部研究者の指摘で発覚し、少なくとも2021年6月以降は第三者による情報取得も確認されている。
GMOグローバルサインは、社員向けID管理サービス「GMOトラスト・ログイン」で顧客企業の個人情報が漏洩していたと公表した。対象は計2492社・4万5030人分に上り、設定の不備により2017年11月から26年9月までの約9年間外部から情報を閲覧・取得できる状態が続いていた。
漏洩が判明したのは9月で、外部のセキュリティ研究者の指摘を受けて公開領域のストレージに個人情報を含むファイルが保管されていたことが原因と判明した。少なくとも2021年6月以降、第三者が情報を取得していたことが確認され、これ以前の取得有無は記録が残っておらず特定できない。
長期間にわたり脆弱性を把握できなかった点について同社は、定期診断がアプリケーション・サーバーを対象としており、ストレージは対象外だったと説明している。GMOグループ全体では情報漏洩事案が相次ぎ、ガバナンス体制への市場の見方に影響を与える可能性がある。