9月の利上げは既定路線とされ、今後の追加利上げのペースが焦点になるとの見方が広がる。市場は円安是正や金融正常化の進展を背景に日銀の政策運営の自由度が高まるとの見方を示している。
日銀の9月利上げは既定路線として市場に織り込み済みである一方、実際にどのペースで追加利上げを進めるかが今後の焦点になると指摘されている。投資家は植田総裁の記者会見での今後のスシグナルに注目しており、今後の政策運営方針が市場の注目点となっている。円OIS市場では27年7月の決定会合までに約3.72回の利上げが織り込まれているとされ、加速の期待が高まっている。
背景として、ベッセント財務長官の発言が日銀の政策運営を後押しするとの解釈が広がっている。高市政権に対するリフレ政策依存の見直しを促す発言が、国際金融政策の文脈で日銀の自由度を高めるとの見方につながっている。
市況の観点では、高市政権の影響力低下が日銀の利上げを容易にするとの見方には限界もある。振り返れば日銀の利上げペースは政権発足後にむしろ加速しており、円安進行が追加利上げを促す要因として作用した可能性がある。