9月4日、複数企業が決算・業績予想の修正を公表。ナトコは今期経常利益予想を従来比44%上方修正、カナモトの3Qは営業利益が前期比31.6%増となった。
9月4日の東京市場引け後、複数の上場企業が決算や業績予想の修正を発表した。その中で最も注目を集めたのはナトコ(4627.T)で、2026年10月期の連結経常利益予想を従来比44%上方修正した。塗料事業と蒸留事業で中東情勢の先行き不安を背景とした販売増加が寄与し、ファインケミカル事業でも個別案件が順調に進展した。営業利益は14億5000万円から20億3000万円(前期比45.2%増)に引き上げた。
トミタ電機(6898.T)は上期の経常利益予想を3倍に上方修正した。きんえい(9636.T)も27年1月期の単体業績予想を増額し、上期経常を47%上方修正、通期も増額した。シネマ・アミューズメント事業で「プラダを着た悪魔2」や「トイ・ストーリー5」など想定を超えるヒット作品が業績を押し上げた。連結営業利益は2億3000万円から2億6500万円(前期比12%減)に増額している。
総合商研(7850.T)は26年7月期業績計画の上方修正を発表した。連結営業利益は2億1000万円から3億1500万円(前期比10.3%減)に増額した。商業印刷関連分野で本州エリアの主要取引先に対するデジタル関連を中心とした積極的な企画提案が奏功した。
四半期決算では、カナモト(9678.T)が26年10月期第3四半期(25年11月〜26年7月)の連結決算を公表した。連結営業利益は前年同期比31.6%増の154億4000万円に達した。防災・減災や国土強靱化を背景とした公共投資に加え、物流施設やデータセンター関連などの民間投資も進展し、建設機械のレンタル需要が底堅く推移した。5〜7月期単体でも44%の増益となっている。