昨日のドル円はロンドン市場で152円台まで下落したが、月曜の安値を割り込めず反発して153円台で推移した。米財務省の長期国債買い戻しを最大60億ドルに拡充し、第1回を10日に実施することが発表された。今後は3度目の152円台トライで割り込んだ場合の動きに注意が必要だ。
昨日のドル円はロンドン市場で152円台まで下落したものの、月曜日の安値である152.89円を割り込めず反発し、153円台での推移が続いた。市場は米財務省の長期国債買い戻しの拡充を受け、短期的に取引レンジの上限を模索する展開となった。発表を受けて米債の利回り動向とドルの買戻し圧力が強まった場面も見られたが、154円台回復には慎重な見方が広がっている。
米財務省は長期国債の買い戻しオペを最大60億ドルに拡充し、第1回を10日に実施すると発表した。従来の20億ドル規模から大幅に増え、市場の一部には積極的な買い戻し期待があったことから、発表後にはドル買いの動きが目立つ場面も出た。
今後の展望としては、ドル円が再び152円台へ3度目のトライを試みて変動が再開する局面で、失敗した場合にドル売り円買いの動きが強まる可能性がある。年初来安値の152.10円前後を視野に、下値模索の展開が想定される。
ユーロドルはECB理事会次第で動くとみられ、利上げ見通しの織り込み具合やラガルド総裁の発言次第でユーロ買い・ドル売りの局面が生まれる可能性がある。ユーロ円もECB動向次第で影響を受ける可能性があり、ドル円の下げに連動する場面が想定される。
ポンドドルは1.35ドル台を中心に推移が続く見通しだが、ユーロが大きく動いた場合には注意が必要となる。