16日の東京株式市場は日経平均が自律反発を試みる公算が大きいとの見通しで、米半導体株の下げ渋りを背景に買い戻しが優勢になると見込まれている。前日の大幅安の要因と想定レンジを整理する。耐性を問う材料も出そろう情勢だ。
16日の東京株式市場では日経平均株価が反発する公算が大きいと見込まれており、想定レンジは6万5000円から6万6000円に設定されている。前日の下落幅が大きく、寄り付きは高く始まる見通しで、反発局面の継続性が焦点となる。内需・ディフェンシブ関連株への物色資金の上回り感が想定され、地合いの底打ち感が下支えになる可能性も指摘される。
前日の大幅安の要因となった米半導体株の動向が鎮静化するかが鍵となる。データセンター運営企業コアウィーブの発行体債と株価の急落後、同社株価は一時下げを挽回する動きを見せ、NVIDIAのファンCEOの財務状況に関する発言も支援材料として挙げられた。SOX指数は終盤で0.88%安と推移しており、朝方の売りは後場には下げ渋る動きに転じている。
日程・国際材料としては、FRBのウォーシュ議長がIMF年次総会で講演予定であり市場のボラティリティを提供する可能性がある。国内では日銀の植田総裁が全国信用組合大会であいさつを行う予定であり、海外では欧州の物価関連指標や米国の物価・生産統計の発表が控える。