古河電気工業は保有するUACJ株をすべて売却。源流企業の一つとしての資本関係を解消する狙いも伝えられ、売却総額は約286億円、売却益は約220億円を見込む。
古河電気工業は24日、保有するUACJ株を25日付で売却すると発表した。売却株数は計1274万6000株で、UACJの発行済み株式総数の約7%を占めていた。
売却総額は約286億円となり、売却益は約220億円になる見込み。売却の目的は政策保有株式の削減と成長資金の確保としている。
売却は市場環境や株価動向を踏まえ、当初計画の10月以降から前倒しされた。26年の4〜9月期には投資有価証券売却益を計上する見込みで、通期見通しは据え置かれた。
UACJは設立経緯として古河電工の子会社だった古河スカイと住友軽金属工業の合併により発足。過去には経営方針を巡る対立があり、2018年には古河電工が異議を唱える場面もあった。
現在、UACJは古河電工の保有比率が低下しており、株式は旧村上ファンド出身のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが買い増しを続けている。26年2月時点の保有比率は24.28%と報じられている。