日本の主要企業22社がNVIDIAのフィジカルAI推進団体Cosmos Coalitionへの参画を表明した。日本拠点の発表には富士通、日立製作所、三菱商事、三井物産などが含まれ、共通の技術基盤づくりと現場データの活用を通じて社会実装を進める動きが示された。
Cosmos Coalitionが日本へ拡大され、22社・団体が参画の意思を表明した。参加企業にはファナック、安川電機、川崎重工業、クボタ、三井物産、三菱商事、NEC、ソフトバンク、ソニーグループなどの名が挙がり、世界モデルやデータ基盤、評価手法といった共通基盤の整備が目的とされている。
Coalitionは現場データと機械を持つ企業、データ・AIを担う企業、事業開発を担う企業、海外展開を担う商社、独立系の新興企業で構成され、各社が異なる役割を分担して産業サプライチェーン全体を形成する。
NVIDIAが目指すのはCosmosを中心としたフィジカルAI開発の事実上の標準化と、Cosmos3を核とするオープンな基盤の提供であり、現場データの活用やデジタルツイン、シミュレーション、エッジ展開を一体化するスタックの構築だ。
日本企業の現場データ・機械技術の活用は、開発期間短縮・データ収集コスト低減につながり、既存設備をAIサービスへ転換する機会を生む可能性がある。一方データ共有の範囲・知財の設計・安全性責任の所在など、ルール形成とガバナンスが今後の課題として挙げられている。