東京円は1ドル157円台後半で伸び悩み、実需の円売りとドル買いが上値を抑制。日銀の利上げ継続観測が円を支えた一方、企業の実需判断が動きを鈍らせた。
週明けの東京市場で円相場は1ドル157円台後半を付近にとどまり、午前10時時点で157円92〜94銭と前日17時時点比8銭の円高・ドル安となった。背景には日銀の利上げ継続姿勢が円を支える一方、実需の円売り・ドル買いが上値を抑えた動きがある。
午前8時30分時点では157円82〜83銭と円高・ドル安で推移していたが、取引が進むにつれて上げ幅を縮小。中値決済へ向けてドル需要があったとの声があり、実需の円売りが相場の重荷となった。日経平均の動きも低リスク通貨としての円の買いを弱めた。
円は対ユーロでも上げ幅を縮小。10時時点で1ユーロ177円27〜30銭、前日比30銭の円高・ユーロ安。ユーロは対ドルで下げ渋り、円高・ドル安の流れが継続した。
市場関係者は材料不足とみなし小幅な値動きが続くと指摘。日銀の政策姿勢と実需フローの動向を見極める展開が続く見込みだ。