日本企業がAI導入を急ぐ一方でガバナンスの整備が追いつかず、セキュリティリスクが顕在化している。Tenableの最新報告は非人間アイデンティティの過剰権限が52%に達すると指摘している。
日本企業は先行者利益を得るためAI導入を急いでいるが、導入スピードを重視するあまりガバナンスが後回しになり、攻撃者に付け込まれる隙が生じている。
Tenableの『クラウド・AIセキュリティリスクレポート2026』によれば、マシンアイデンティティ、AIエージェント、サービスアカウントを含む非人間アイデンティティの52%が重大なリスクにつながる過剰な権限を保有しており、人間のアイデンティティの37%を大きく上回っている。さらに管理者レベルの権限を持つアイデンティティのほぼ半数(49%)が、90日間使用されていないにもかかわらず依然として攻撃に悪用される可能性がある状態にある。
本報告は非人間アイデンティティの権限過剰と長期未使用の組み合わせが、AI/クラウド環境のセキュリティリスクとして特に顕在化していると説明しており、マシンアイデンティティやAIエージェント、サービスアカウントといった要素の適切な権限管理が重要であると示唆している。