ゴールドマン・サックスはHSBCホールディングスの第3四半期決算発表を前に、H株の目標株価を192香港ドルへ微調整し買いレーティングを維持した。銀行業務の純金利収入の見通しや自社株買い規模の動向が焦点となっている。
ゴールドマン・サックスはHSBCホールディングス(00005.HK)の第3四半期決算発表を前に、H株の目標株価を193香港ドルから192香港ドルへ微調整し、買いレーティングを維持すると伝えられている。英株の目標株価は1,860ペンスで据え置いた。
同社はHSBCの第3四半期の基礎的税引前利益を104億ドルと予想し、前年同期比14%増・前期比1%増で市場コンセンサスを2%上回るとみている。銀行業務の純金利収入は前期比3%増、非銀行業務の純金利収入は72億ドルと予想され、前年同期比6%増・前期比2%減の見通し。自社株買いは5억ドルと予想され、前期の10億ドルから縮小する見込み。
金利環境の改善を背景に、2026年〜2028年の銀行業務の純金利収入予想をそれぞれ0.3%、1%、1%上方修正し、市場コンセンサスを最大3%上回る水準を想定している。一方非銀行業務の純金利収入は第2四半期の好調後に減速を見込み、特に企業・機関銀行業務でその傾向が顕著とされる。
資本と株主還元は引き続き焦点で、3Qにおける自社株買い規模の縮小は融資の伸びと金利上昇の影響を反映すると解説され、普通株式等Tier1比率は約14%を維持する方針として13.9%と予測されている。