AI向け半導体の需要に対する警戒感が広がる中、エヌビディア株は高値からおよそ25%下落した。10月6日の最高値と11月初の取引動向、次期決算日を巡る焦点が伝えられている。
米国時間10月6日に243.37ドルの高値をつけたエヌビディア株は、11月5日に前日比9.3%安の181.60ドルとなり、高値から約25%の下落となった。これに伴い時価総額は約1兆4000億ドル減少したとされ、11月6日には186.64ドルまで反発した。決算発表を前に資金調達や建設の制約が市場の関心事となっている。
第2四半期の売上高は962億ドル(約15兆1996億円)で前年同期比106%増、1株当たり利益は市場予想を上回る水準だった。しかし株価は好決算にもかかわらず高値を大きく上回る水準には戻っていないと指摘されている。 将来の見通しに影響を及ぼすのはデータセンター建設の動向で、資金調達コストの上昇や政治的な動きが遅延を招く可能性がある。
市場関係者は次の材料として、11月17日に発表される2027年1月期第3四半期決算を注視する。データセンター導入のペースが鈍化する場合には、半導体需要の抑制要因となる可能性がある。アナリストの中には株価の上昇余地を指摘する声もあるが、決算内容次第で株価が再度動く可能性がある。