ドル高は一服し原油安が続くなか、日銀会合を控えた市場の不透明感が残る。英国中銀の発表を前に、今後の金利姿勢が注目される。
東京市場ではドル高の勢いが鈍り、サウジのパイプライン修復報道を背景に原油相場が下落してドル売り圧力が強まっている。前日の米FOMCを受けたドル買いの調整が入りやすいとの指摘もある。ドル円は本日156.30付近を高値に、その後155.90付近まで振幅し、再び155.50台へと下押しされた。
クロス円も円高方向に振れており、日銀決定会合を控えた局面で市場は0.25%の利上げを織り込みつつ、今後の利上げ姿勢の強弱に関心を集めている。日銀の政策動向次第で為替の方向性が再び動く可能性がある。
本日英金融政策委員会(MPC)の発表があり、市場のコンセンサスは据え置きとみられている。昨日の英CPIでヘッドラインは上昇したが、サービスCPIが予想を下回りポンドは売られた。次回11月利上げの織り込みは高水準だが、金利警戒は依然とどまっている。
長期金利の上昇が世界的にみられるなか、QTの年次改定での減額ペースや長期国債の売却停止などが報じられている。発表は日本時間の午後8時ごろを予定。
発表予定の経済指標として、ユーロ圏のHICP確報値(8月)やカナダのPPI・証券取引高、米国の景況指数・住宅着工件数・新規失業保険申請件数・中古住宅販売成約指数などが挙げられている。