ドル円は200日移動平均線付近の158.53円前後を巡る攻防が焦点となる。7日公表のFOMC議事録の内容次第で、米利上げ観測が再燃する可能性がある。
ドル円は200日移動平均線を巡る攻防が焦点となっている。7日に公表されるFOMC議事録の内容次第で、FRBの早期利上げ観測が再燃するかが当面の方向性を左右しそうだ。前日のドル円は日銀の10月利上げ慎重観測の報道を背景に円売りが先行し、158.25円前後まで上昇した。
日銀の植田和男総裁は、9月の利上げ後も緩和的な金融環境を維持しつつ、経済・物価・金融情勢次第で引き続き政策金利を引き上げる考えを示した。一方、日銀が基調的な物価上昇率が2%程度へ到達したとの認識を示す方向で検討するとの観測も流れた。
米国の8月貿易赤字は1056億ドルと市場予想を上回り、輸入は過去最大を記録した。財政赤字拡大はドル安要因とされることが多いが、内需の底堅さを示すとの見方もある。欧州ではフランスの財政懸念後退がユーロ買い・ドル売りを誘った。
FOMC議事録の公表は日本時間7日午後に予定。米10年債入札も控え、長期金利の動向にも注意が必要となる。今週はECB理事会要旨や米指標の発表が控えている。