DICと東洋インキが軟包装リサイクルの評価を業界で統一する共通プロトコルを策定。印刷インキの脱墨とフィルム同士の剥離性の評価を統一基準に整え、国内サプライチェーン全体の比較を可能にする。
DIC株式会社と東洋インキ株式会社は、フィルムパッケージのマテリアルリサイクルを容易にするため、業界共通の評価方法を策定したと発表した。今回のプロトコルは、脱墨と剥離性の評価手順を統一し、再生プラスチックの品質確保につなげることを目的としている。
提案される共通プロトコルは「試験手順」「評価基準」「報告形式」の3要素で構成され、試験機器の条件や材料の取り扱い、手順の再現性を高めることを重視している。評価基準では、脱墨・剥離の状態と得られる再生プラスチックの品質を判断する基準を設定し、報告形式では試験条件と結果を統一フォーマットで整理する。
欧州ではRecyClassやCEFLEXの設計ガイドラインが整備されており、欧州の取り組みと比較検討しつつ国内での共通基準の整備を進める方針が示された。両社はこのプロトコルの活用により、包装材の印刷・加工を担う企業やブランドオーナー、リサイクル事業者が、それぞれの立場でリサイクル性を評価・選択・処理条件設定を行いやすくなると説明している。