日銀の利上げ観測が広がり政策金利は1.25%へ引き上げられる公算が強まる中、短中期国債利回りが急上昇する一方、ビットコインは小幅な反応にとどまっている。
日本銀行が木曜日と金曜日に会合を開き、政策金利を1.25%まで引き上げるとの観測が広がっている。これに伴い短期国債利回りは急速に上昇しており、6カ月国債利回りは1.34%、3カ月は1.25%と、いずれも1990年代半ば以来の高水準に達している。市場は日銀の利上げペースを先読みしており、長期金利の上昇も続く見通しだ。
要因は財政であり、インフレが主因ではない。政府は来年度予算として過去最大の143兆円を要求し、長期債の前提金利を3.8%に引き上げた。投資家は国債保有に対するリターンをより重視する姿勢を見せており、円市場の再評価が進む。
ビットコインの反応は鈍い。円キャリートレードの巻き戻しが進み、日米の協調介入後に円は6%程度上昇。日経平均は下落が続く一方、BTCは約7万7千ドル前後で推移し、24時間で小幅上昇にとどまっている。
追加利上げのペースを示唆する動きが出れば、本来の利回り乖離が崩れる局面になるとの見方があるが、今後の展開は不確実である。