今週はFRB日銀英銀台湾中銀が次々と金利決定を公表する“スーパー中央銀行ウィーク”となる。米CPIが市場予想を上回り、FRBの0.25ポイント利上げ確率が9割近くと織り込まれている。
今週は米連邦準備制度理事会(FRB)、日本銀行、イングランド銀行、台湾中央銀行が同時期に金利決定を公表する。米8月CPIのコア指数上昇が市場予想を上回ったことを背景に、FRBが0.25ポイントの利上げを実施する確率が高まっており、3年ぶりの利上げが現実味を帯びている。日銀は1.25%への利上げが見込まれ、30年ぶりの高水準到達が見通される。
台湾株式市場は先週大幅に下落し、外国人投資家の大幅売越しが見られた。TSMCの権利落ち日がFRB決定と重なることで相場の動揺要因が増す見込みで、台湾中央銀行の金利決定にも注目が集まる。ゴールドマン・サックスは高金利が株式市場の逆風にはなるが、長期的な強気相場の終わりをもたらすものではないとの見方を示した。
原油価格と米国債の動きが市場の焦点となっている。WTIとブレントは上昇を続け、原油市場の不確実性が高まる中で米長期金利は上昇、財務省は長期債の買い入れを拡大する方針を示した。金価格は金利上昇局面で下押し圧力を受けつつも、財政赤字や長期債の供給が支えとなるとの見方がある。
今後の焦点としてFRB日銀英銀の政策サインと、台湾市場の動向、原油と金の価格推移、米国債利回りの動向が挙げられる。今週公表される各国の声明と新しい経済データ次第で、資金の流れがどの方向へ動くかが市場の注目点となる。