三菱鉛筆は2026年12月期第2四半期決算で売上高477億5,700万円、営業利益61億7,000万円など大幅増を達成。海外筆記具事業の好調と円安効果が寄与し、通期見通しと配当も上方修正された。
三菱鉛筆の2026年12月期第2四半期決算は売上高が477億5,700万円となり、前年同期比で10.4%増加した。営業利益は61億7,000万円、経常利益は66億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は42億5,900万円で、すべて前年同期比で大幅な増加となり、売上高の過去最高を更新した。
増収の要因は国内外の筆記具事業と非筆記具事業の堅調さにあり、海外筆記具事業の伸長と円安の影響が大きかった。米国では高付加価値製品の販売が拡大し、欧州・アジアも安定した推移を示した。海外売上高比率は59.1%へ上昇した。
コスト面では販管費の比率低下が利益を押し上げ、原材料価格上昇と減価償却費増加が損益を圧迫したが、前年に計上された米国の貸倒引当金繰入が解消されたことが相殺要因となった。通期業績予想も為替見直しを反映し上方修正され、配当予想は2円増額の年間57円となった。
中期計画としては2026年5月にアドバンテッジパートナーズと提携し、海外成長の加速やLAMYの強化、サプライチェーン最適化を進める方針。なお中東情勢の緊迫化による原材料費高騰や出荷遅延をリスクとして認識している。