米規制の影響で太陽光企業が中国系との協力を停止し、米国内の新設工場投資や供給網の不透明感が広がっている。Sunrunをはじめとする企業の調達方針や財務上の動きが引き続き注目される。
米政府による中国系企業の関与を制限する新規制採択後、太陽光産業の主要企業や金融機関は中国系企業との協力を停止する動きが広がっている。これに伴い、米国内で新設された工場の投資が凍結され、供給網の混乱や不確実性が増しているとの指摘がある。
Sunrunは中国系サプライヤーからの調達を制限する方針を強化し、パネル供給の代替としてFirst Solarなど他社を優先させる取り組みを進めている。ノースカロライナ州のPalmettoも中国系メーカーを避ける方針を示している。
財務省の解釈が確定していない中、工場のコスト控除に影響を与える可能性があるとして、Morgan StanleyやJPMorganなど銀行は一部プロジェクトのファイナンスを縮小している。保険会社も税制優遇の撤回リスクを理由に引受を厳格化している。
中国系太陽光メーカーは国内工場の大半を占めており、最低25%所有比率・現地化要件・実質支配禁止といった条件下での適合を目指す企業が増えている。財務省の指針が不透明なままでは結びつきが控除対象を左右するとの見方が広がる。