アドバンテストの株価が午前の取引で大幅に上昇し、マイクロン・テクノロジーの決算がAI向け半導体需要の強さを改めて意識させたことが背景。国内の半導体関連株へ買いが広がった。
半導体検査装置大手のアドバンテストは、米マイクロン・テクノロジーの決算が市場予想を上回ったことを受け、東京市場で大幅に続伸した。午前の取引で前日比2,300円高の3万6,560円まで上昇する局面があった。
マイクロンは9月30日の米国市場引け後に決算を公表。売上高と調整後1株利益がいずれも予想を上回り、9-11月期の売上高見通しもコンセンサスを上振れさせた。AI向け半導体需要の強さが改めて意識された。アドバンテストはAI向け先端半導体の検査需要の代表格として買いが先行した。日経平均のキャップ調整に伴う売りも一巡した。
半導体関連株の上昇は、東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックなど他銘柄にも波及。マイクロン決算はHBM需要の急増が業績を押し上げたと伝えられ、データセンター投資の拡大が続く中、日本企業の検査・製造装置需要にも追い風となるとの見方が出ている。
市場ではAI投資の持続性をめぐる手掛かりが注目され、半導体関連株の短期的なリスク選好が高まる可能性があるとの見方が出ている。アドバンテストの株価は再び高値圏を窺う展開となりそうだが、今後の決算発表と需要動向の追加情報が焦点になる。