AIを活用する攻撃が増加しているとの指摘を大手ベンダーへ取材した。日立、アクセンチュア、日本IBMなどが見解を示し、攻撃増加の根拠や時期には差があることが分かった。
直近1カ月で国内のサイバー攻撃の増加が問われる中、日立はAIの進化により脆弱性の公表から悪用までの時間が数週間から数時間へ短縮し、攻撃量と速度が一段上がったと指摘した。一方、アクセンチュアは肌感として増えていると述べつつ、具体的な数字は公表データを取っていないため示せないとした。IBMは、直近の事案公表が増えた印象はあるものの、発生時期と公表の区別が難しく、件数だけで動向を判断するのは困難と述べた。
日立の具志香菜子氏は「増えている」とし、攻撃速度の向上を強調した。社名非公開のベンダーは顕著な攻撃増加は観測されていないとの見解で、9月以降の被害報告は70件超であると説明した。アクセンチュアは日本独自の統計データを取っていないため、数値は示せないとしたが、IRやSOCの対応件数の増加を実感しているという。IBMは公表件数だけを根拠に動向を断定することは難しいとし、事案の性質と公表タイミングの差が影響すると解説した。
facts=[{