日経平均が一時2100円超の急落を記録。米イラン対話否定とホルムズ海峡封鎖方針が地政学リスクを再燃させ、投資家心理を冷やした。
19日の東京株式市場で日経平均株価は急反落し、一時的に下げ幅が2100円を超えた。前日の米株式市場で主要指数が3営業日続落した流れに、中東情勢の不透明感と国内外の金利上昇傾向が重なり、幅広い銘柄に売りが膨らんだ。
トランプ大統領が18日にイランとの協議・対話の予定を否定する投稿を行い、ホルムズ海峡の封鎖を継続する方針も示した。これにより米国とイランの緊張が長期化するとの懸念が高まり、原油価格の高止まりリスクが市場で意識された。
前日の米株市場ではダウ平均が116.38ドル安、ナスダック総合指数が355.20ポイント安と、それぞれ3日連続の下落で終えた。米長期金利の上昇見通しも企業の借入コストを押し上げ、投資資金の動きが総じて弱含みとなった。
今後の焦点は米イラン間の対話再開の可能性と原油価格の推移、主要国の金融政策の方向性に集まる。中東情勢の緊迫化が続けば、株式市場のリスク回避姿勢が強まる可能性がある。