米国S&P500構成企業の2026年通期利益見通しが32%増へ上方修正。AI投資が主因で、第2四半期決算では86%の企業がアナリスト予想を上回った。
S&P500の構成企業を対象とした2026年通期の利益予想は、32%増へと大きく上方修正された。第2四半期決算発表前には24%増とみられていたが、一般消費財と通信サービスの上方修正が相次ぎ、増益率が拡大した。AI関連の巨額投資が収益を押し上げる構図が鮮明になっている。
決算発表を終えた企業のうち、86%がアナリストの予想を上回る利益を計上した。予想超過率は2021年以来の高水準で、AI関連企業群の寄与が大きかったとBIの分析は指摘する。
通信サービスセクターの利益予想は、今年は26%増から51%増へと大幅に上方修正された。広告収益の伸びとAIの収益化が寄与し、アルファベットやエコースターなどの銘柄が上方修正を押し上げた。
エネルギー・金融セクターも全体の上方修正を支えた。エクソンモービルとシェブロンの業績予想が引き上げられ、受注拡大がエコノミックセクターの見通しを改善した。一方、アップルとエヌビディアのコスト上昇が利益率の圧迫要因として挙げられている。