米日協調介入にもかかわらずドル円は一時152円台へ円高が進み、やがて160円台へ戻る場面もあった。日米金利差の動きと日銀の政策次第で潮目が変わるとの見方が広がっている。
ドル円相場は一時7カ月ぶりの152円台へ円高に振れ、日本国債の長期金利は3%台から2.8%台へ低下した。円高が進む局面では、日本株をはじめとする市場にも影響が観測され、介入の効果には限界との指摘が続いている。
円安是正を狙う日米の協調介入とともに、日銀の利上げ進捗が円相場の潮目を左右すると見られる。米国が日銀の利上げを促す一方で、米利上げの見通し次第で円高の勢いが強まる可能性があるとの見方が示された。図表に示された米日主要金利とドル円相場の関係も参照されている。
円高ナラティブの転換には、日米金利差の縮小や米国の金融政策の動向が影響するとされる。日銀が年内に利上げを進めてもインフレ対応の遅れが残るとの見方があり、円高動向は投機筋だけでなく実体経済・政策動向にも左右されると解説された。
国債市場では長期金利の動きが世界的な要因と絡み、2%前後の水準での推移が観察された。 AI投資需要の拡大など、日本の脱デフレの進展が金利動向に影響しており、円安・円高の局面は調整過程であるとの見方が示された。株式市場への影響は円高ショックの際にネガティブ要因となる可能性があるとの指摘もあった。