プラップジャパンは米PR大手エデルマンと資本業務提携を決議し、筆頭株主がWPP傘下のCavendish Square Holding BVからエデルマンへ交代した。取得後の議決権比率は21.03%となり、日本発のアジア展開とグローバル顧客基盤の相互活用を目指す。
プラップジャパンは2026年10月1日に、エデルマンとの資本業務提携を取締役会で決議した。取得に伴い、同社の筆頭株主であったCavendish Square Holding BV(WPPグループの子会社)が保有株式935,800株をエデルマンに相対取引で譲渡し、取得後の議決権比率は21.03%となる。取得価額は1株1,358.64円、総額約12億7,141万円で、エデルマンはプラップジャパンの主要株主かつ筆頭株主の地位を得る。
提携の背景として、デジタル化とグローバル化の進展に伴い、企業のコミュニケーション環境が変化しており、グローバル案件への対応力強化とアジア展開の推進が目的とされている。エデルマンは世界60超の拠点を持つ独立系PRファームで、ブランドやステークホルダーとの信頼関係構築に長い経験を有している。
提携の内容は、日本を拠点に中国・東南アジアでの展開を進めるプラップジャパンと、グローバル実績を持つエデルマンがナレッジを共有し、デジタル領域やマーケティング領域、AI等の強みを活用して新たな価値創出を目指すというもの。日本企業の海外市場でのコミュニケーション支援強化や、エデルマンのグローバル顧客への日本市場サービス提供機会の拡大、アジア地域の協業機会創出を通じて顧客基盤の拡充と提供価値の高度化を狙う。
今後の見通しとして、プラップジャパンは連結業績への影響は軽微とする一方、中長期的には企業価値向上に資するとしている。エデルマンは安定株主として長期保有を続ける方針で、経営体制や業績への影響はないとの見解を示している。