5日の欧州市場は株高が広がり、米金利の上昇と円安材料を背景にユーロ買い戻しが進んだ。主要市場の値動きと主要指標の動向を伝える。
月末の欧州株式市場は総じて上昇基調となり、ロンドン市場の素材株の買いが相場を押し上げた一方、医薬品株には売り圧力が重なる場面もあった。フランクフルト市場は小幅な伸びにとどまり、仏財政不安を背景とした下落が見られた。欧州債券は不透明感から売りが先行する展開となった。
ドル円は17時過ぎに157.57円付近まで下押ししたものの、GPIFの基本ポートフォリオに関する報道で円売り・ドル買いが強まり、158.30円を日通し高値として一時更新した。米10年債利回りが約5.347%近辺に上昇する場面もあり、相場を支えた。
ユーロ/米ドルはアジア市場で一時1.1161ドルまで下落したが、欧州勢の参入後にはショートカバーが優勢となり、1.1220ドル近辺での下落を抑えた。ユーロ円も176.22円まで押し下げられた後、欧州勢参入で177.4円台まで回復した。
英国・独の主要株価指数は動きを整理しつつも、ロンドン市場は総じて買いが先行し素材株の上げが目立った。フランクフルト市場は小幅に続伸する一方、仏株は下落で相場を重くした。欧州債券市場は政治・財政の不透明感から売られる場面があった。